2015年02月


では最後に未来の予告などをして

過去の整理シリーズを終えたいと思います。

ポークパンダ三歳の第3回公演のタイトルは・・・
BN-BU946_0307_s_G_20140307034849
「謝です。

これ、実はかなり早い段階で脚本は完成しており、

しかしながらやむにやまれぬ事情で数年保留になっていたものでした。

この第3回公演を一区切りとし、

ポークパンダ三歳は新たな方向に向かう…予定です。

ちなみに上演は来年になると思います。

皆様、その時はどうぞよろしくお願いします。







コタツのある部屋チラシ2
さて今回は第2回公演「コタツのある部屋」について紹介いたします。

主人公は中村佳子という女性。
IMG_1567
彼女は家族を殺した罪で収監され、
刑期を終えて熊本の安アパートで暮らしています。
かつて東京でアート活動をしていた経験を生かし、
獄中で「ミヤコ」という絵本作品を出版していたのですが、
IMG_1925
その本と主人公のミヤコの大ファンだという男と同棲しています。
実はその絵本には彼女の過去の秘密が隠されており、
女と男が物語の中にもう一度身を投じることで、
「なぜ家族を殺さねばならなかったのか?」
という最大の謎が解き明かされていく・・・というお話でした。

ちなみにこの主人公の中村佳子は
20130911_438107
実物のナカムラ佳子とは一切関係ありません。
フィクションです。かすっている部分もありません。
これ、かなり誤解されていましたので、あしからず。


このタイトルの意味ですが、
「コタツ」は「コ立」で
カタカナの「コ」に様々な意味が込められています。

またタイトルを見てあれ?と思われた方は少なくないと思います。
そうですね。
f2b26a79849671a037b6d62fe2fdcd74
脱出ゲームですね。

テーマは
親から子へと脈々と続いていく
負の連鎖からの脱却でした。
それを仏教思想である「因果応報」にあてはめ、
視覚的に表現することを目指しました。
しかし根底に仏教があるかと思えば、下のようなシーンもありました。 ↓ ↓ ↓
IMG_2464
IMG_2461
この稽古風景、何をしようとしているかというと・・・
1024px-Giampietrino-Last-Supper-ca-1520
有名な「最後の晩餐」になろうとしているのですね(写真はまだまだ試行錯誤の段階でしたが)。
キャストの数もこの絵と同じ人数をそろえていました。

ところでキャストといえば、今回の特色として
俳優や俳優志望の人間だけではなく、
ポークパンダ三歳の理念に沿って
まさに多ジャンルの人たちがひしめき合うように出演していました。
IMG_1523
↑ ↑ 例えば「ハゴク」に引き続き森元嶺。かれは俳優としてではなく
   「森元くん」としてそのまま出演していました。

地方で、例えば小劇場のような表現活動するときは、
自分がやりたい表現にそった
「俳優」を探すより、
「人間」を探した方が、
より近回りであるし、
作品はより豊かなものになるのかもしれませんね。
そのためには作家のアンテナが
どこまで広く張り巡らされているかが
必要になってくると思います。

最後に作風についてです。
「ハゴク」とはまたがらりと違ったものになりました。
公演ごとに前回のお客さんを裏切りたい気持ちはもちろんあります。
今回は・・・
芸術やそれを志す人間たちまたは
集団そのものへの欺瞞、
さらには集団が生み出す憎悪、狂気、殺意、叫び、
などの巨大な負のうねりを、
70年代後半の
ディスコちっくなリズムに乗せてお届けしました。

またその中で浮き彫りになる
人間個体の罪深いまでの「自意識」を
コミカルに表現しました。

では、稽古風景の写真を掲載していつものように締めとさせていただきます。
IMG_2518
IMG_1620
2013010422560001
IMG_1556
IMG_1573
IMG_1652
IMG_1614
IMG_1641
IMG_1740
IMG_1746
IMG_1949
IMG_1952
IMG_1926
IMG_1832

IMG_1831
IMG_2360
IMG_2370
IMG_2378
IMG_2383
IMG_2386
IMG_2374
2013010422570002
2013010422570003
IMG_1921
IMG_1835
IMG_1811
IMG_1899
IMG_2506
IMG_1963
IMG_1842
IMG_2096
IMG_2015
IMG_2031
IMG_2034
IMG_1591
IMG_1585
IMG_1584
IMG_1587

IMG_1852


何の練習か、いまいちわかりませんね。それでは。



今回は本公演について紹介いたします。
本公演は実験ライブと何が違うのか?ということに関して3つあります。

①今までのいろんなジャンルでの芸術活動、
  また実験ライブで得たデータをふんだんに活用し、
  未開のジャンルを創造することを目指します。

②オリジナルの台本を活用し、綿密な稽古計画、
 情宣計画をつくります。

③男女老若問わず、観たすべてのお客様が楽しめる      よう出来る限りの配慮をします。



では第1回公演の「ハゴク」から紹介しましょう。
このタイトルからピンときた方はいらっしゃるかと思います。
こちらですね。
↓ ↓ ↓
a0037414_1030469
51b8EeogNtL
緒方拳主演映画の「破獄」です。
「ハゴク」というタイトルには実は様々な意味がありますが、
その中の一つが「脱獄する」なのです。

物語には人生に行き詰った3人の中年男性が出てきます。
実は児童文学「ズッコケ三人組」はこの3人をモデルにして書かれていた、
という奇想天外な設定があるのですが ↓
9d49e36e
それは置いといて、
未来が見えず、思い出にしがみつく中年たちが再会し、
最後の冒険をするために足掻くのですが、
いったい彼らにとっての「牢獄」とは何だったのか?
というテーマがありました。

宣伝用の写真は「牢獄」のイメージに沿って、
「ちょっぴりスタイリッシュな囚人たち」というコンセプトで撮影しました。
それではモデルになった人を一人一人ご覧ください。
↓  ↓  ↓
5909032_1436059599_44large
まずは高木優一郎。福岡在住
井上ゴムとは10年以上一緒に作品を創りつづけており、
要所要所でポークパンダのブレーン的存在。
俳優としても極稀にしか出演しないにもかかわらず、
いまだに観客から絶大な支持の声があります。
劇団きららの「星の王子さま」では飛行士役に抜擢され、好演しました。

5909032_1436059597_154large
お次は冨川優。
現在熊本だけでなく、県外でも俳優として活躍しています。
この時ほぼ舞台の経験がなかったにもかかわらず
一番台詞の多い狂言回し的な役に選ばれ、
唯一の若者だったのもあり、稽古で苦しんでいる姿が多くみられました。
しかし、彼のカラーなくしては成立しなかったでしょう。

5909032_1436059595_43large
井上ゴム。
作・演出・出演。
ポークパンダの代表。
主演の山内麻莉からは出演しない方がいいといった
厳しい意見にさらされていました。

5909032_1436059590_202large
山内麻莉。
日本語読めない担当。読めないのに主演女優。
1人だけ衣装のイメージは弁護士です。
ポークパンダ三歳は、彼女から始まったといっても過言ではありません。
太陽のような彼女は、このユニットのメンバー、そして何より観客を明るく照らし、
全員からこよなく愛されていました。
演劇的なスキルは何も持っていない彼女ですが、
きっと神様にこそ一番愛されていたのでしょう。
現在、結婚、出産、育児のため、活動は無期限休業中。

5909032_1436059588_143large
坂本ゴンタ。
ポークパンダの「油」担当。
初めて台詞が多く、しかも最も困難な役にチャレンジしました。
稽古中最も苦しんだのは彼ですが、
本番中最も観客の笑いを誘い、場を温めたのも彼です。

5909032_1436059585_166large
森元嶺。
突然「舞台美術」担当として途中から座組みに加わった彼ですが、
その後山内麻莉に次ぐ、ポークパンダのキーマンとなりました。
彼の作る舞台美術はすべて「作品」であり、
その鮮やかさ、確かさ、突飛さには観客が圧倒されていました。
また彼の「俳優ではない存在」そのものが、のちに舞台上で活用されていくことになります。
芸術で食べていける数少ない存在。

5909032_1436059581_180large
最後におがたひろのり。
ポークパンダの「音楽」担当。
音響効果としてではなく「音楽家」として作品に参加しており、
その後もオリジナリティあふれる作曲を次々に手掛けました。
その異質さは作品と時にマッチングしながら、時に喧嘩しながら、
さらなる躍動感を加えることに成功していました。

では最後に、稽古風景、本番会場での風景、その他もろもろご覧ください。
5909032_1436059441_199large
5909032_1436059519_35large
5909032_1436059577_51large

ハゴク
完成したパネル↑ ↑



20111112_2163677
↑ ↑ ↑
橋本知佳さん。助演とブログを担当していただきました。
そしてパンダ君として謎だらけの出演も。

20111127_2184304
20111127_2184305
20111127_2184312
20111127_2184314

20111129_2187129
20111203_2192390
20111213_2205194
20120115_2240613
20120115_2240617
20120118_2244090
20120125_2250593

20120125_2250594

何にやら楽しそうですね。
ではまた次回。







↑このページのトップヘ